投資用マンションの任意売却
投資用マンションといえども、任意売却は可能であるし手続き的に住宅の任意売却と同じです。
しかし、任意売却への対応において住宅の任意売却と大きく異なる点がありますので、その相違点をこれから述べることにします。
大きな相違点は2点です。
1点目は債権者の方針が住宅ローンとは大きく異なります。
住宅の場合は同居の家族や不動産に権利のある親族を説得することで任意売却に向かう姿勢は比較的単純です。
よって、債権者は任意売却の成否の判断が容易にできます。
結果として任意売却に承諾してくれる可能性が相当に高いのです。
所が投資マンションの場合は関係者が単純ではありません。
よって、権利者は投資マンションの場合は任意売却に慎重にならざるを得ません。
2点目は投資マンションの場合は債権者意外に利害関係者がたくさん居る点が住宅と大きな相違点です。
それだから、債権者は任意売却を承諾するにあたって、慎重にならざるを得ません。
投資マンションの場合は物件に住んでいる賃借人がいます。
又、物件を管理する管理会社があります。この人達交渉に任意売却から売却後の明け渡しをスムースにすることが必要です。
買い手も賃借人が居ること、管理会社の管理条件等購入後の問題を未然に防ぐ気持ちが起きて、買い手がつくのが困難になりがちです。